R.F.C.グリース

特徴

  • 1.すき間内に通気差電池が生じなくなります。
    2.すき間内は流電防食されます。
    3.すき間内の液質は鉄の酸化皮膜が安定な状態になります。
  • 図A
    すき間内表面電位、pHに及ぼすR.F.C.グリース状すき間腐食防止剤の影響
  • 図B
    防食作用を有する約1ミクロン程度の亜鉛粒子が2~5個の間隔で均一に分散している状態
図A中○印はR.F.C.グリースを適用しない場合 ●印はR.F.C.グリースの適用例を示している。
同図から、すき間内のpHはR.F.C.グリースを適用した場合は弱アルカリ性を示しているが適用しない場合は酸性に移行することがわかります。
また、すき間内電位は本防食剤を適用した場合は亜鉛の電位(-1.03V)に近づく傾向が認められますが、本防食剤を適用しない場合は若干●電位側に移行するのが不感受性域までにカソード分極されないことが認められます。

防食設計事例