R.F.C.ゴム
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ゴム質が水溶液で金属の表面と接すると図Cに示すように基材中に均一分散している、亜鉛が電気化学的にアノード溶解し、金属表面をカソード防食する働きを導電性ゴム質が促進する全く新しいタイプのゴム質であります。
いわば犠牲陽極のようなものであります。
防食メカニズム
その防食メカニズムはゴム質が水溶液で金属の表面と接すると図Cに示すように基剤中に均一分散している、亜鉛が電気化学的にアノード溶解し、金属表面をカソード防食する働きを導電生ゴム質が促進する全く新しいタイプのゴム質であります。
いわば犠牲陽極のようなものであります。
図C
白色状微粒子は亜鉛、基地は導電性エチレンプロピレン
試験例
R.F.C.ゴムの実用上の防食効果を調べるために図Dに示すような試験片を組み立てて3%食塩水中(50℃)に2000H浸せきして実験を行ったところ、図Eに示す通りNBRゴム、CRゴム等の一般のゴムではステンレス鋼接面に深い孔食状のすき間腐食を発生する事が認められます。しかしR.F.C.ゴムでは白色状の非晶質の水酸化亜鉛が存在しているだけで全く腐食されていないことがわかります。
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図D 併試試験片の形状
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図E すき間腐食試験の結果
上から、NBRゴム、CRゴム、R.F.C.ゴム